いじめを受けていた頃、娘は時々「今日は学校に行きたくない」と言うことがあった。

私は「おお、休め、休め〜。学校なんかいつでも行けらぁ〜(・∀・)」と、休ませた。
もし不登校になったら、またそこで考えようと思った。
それには理由がある。

昔々、私が学校に行きたくないなどと言うと、両親から「他の子にできることがなぜできないのか」と延々と説教された。親なんかみんなそうだと諦めていた。

高校時代のある日、友人(勉強がよくできる子で、両親も高学歴だった)が学校をサボったら家に学校から電話が入り、お母さんが電話に出た。友人は当然叱られると思っていたら、「はい、熱があったので休ませました。電話し忘れて申し訳ありません」と平然とこたえたと聞き、まったく驚いた。

友人のお母さんは完全に娘を信用し、味方しているのがガツンと伝わってきた。

羨ましいなぁ、と。いつかそんな親になりたいなぁ、と思った。

…それで、「うん。気疲れしたんだろ、休め〜。せっかくだから、気晴らしに遠くに買い物行こうよー(・∀・)」などと、言っていたと思う。

結果的に、娘が不登校になることは無かった。「いつでも休ませてもらえるから、今日くらいは頑張ってみよう」と思えたのだそうだ。

「ママがフツーの親じゃなくて助かったよ〜」と言われるのは多少不本意だけど、まぁ、いっか。(笑)


by sien 2015/09/01 15:22:04 from mobile