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夕べ「カレンダーの怪」という絵を描いてupしました。
粘着テープのフックを壁に貼って、カレンダーと紐付きのペンを下げているのですが、やたら落ちるのです。
同じようにその壁に貼って使っているフックは落ちないのに、カレンダーのフックだけ落ちるのです。
仕方なく間に合わせに、上からガムテープを貼ったのですが、それでも落ちる。それが数日続きました。
諦めて壁の下に立て掛けたら、母が慌てて部屋に来て、「私の病院の予約の日、今日の日付けが書いてあるメモが出てきた!!」と大騒ぎになりました。
あろうことか、母を含め、家族全員、きれいに忘れてしまっていました。
そのメモ、どこにあったの、と聞いたら「なんだかわからないけど、見たらテーブルの上にあった!」と。見ると、私の字で書いたメモでした。確かに、私が書いて母に渡したメモです。
そんなことはどうでもいいや、とにかく慌てて支度をして、病院へ。
30分ほど遅刻してしまいましたが、何とか診察には間に合いました。
帰宅後、誰が戻したやら、再び壁に貼られたあの落ちまくりのフックに引っかけられていました。
どうせまた落ちるだろうから、と交換用に新しい別なフックを買って用意しているのですが、以来、フックは落ちません…。
不思議です。…
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宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」は、私にとっては銀河鉄道自体よりもジョバンニの心の変化の描写が大変素晴らしく、「本当の幸せ」とは何か、自分なりに考えるようになったきっかけをくれた作品です。
ムーミンにしても、最初読んだ時は自分の空想力が追い付かず、暗くて閉鎖的でよくワカラン印象しかありませんでしたが、名作といわれる作品は児童書であっても必ず「後でまた読みたく思わせる力」があるように思います。
銀河鉄道の夜においては、やはり汽車が満天の星々の中を走るという視覚的なイメージが大変美しいですね。
999だと視覚的なイメージがついメーテルにいっちゃうんですけどね。
by sien 2015/09/14 18:11:06 from mobile
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ひとりだけ、先生と今も呼びたいのは、高校1年の時の担任の、女性の英語の先生。
シュッとした方で、ずっと独身でおられた。
父が亡くなってお葬式も済んで、ようやく登校した日、帰りに誰もいなくなったら教室に来るように言われ、その通りに教室へ行くと、先生は引き出しから小さな紙袋を出して、
「これね、私が昨日一所懸命、あなたを思いながら焼いたクッキーなの。ほかの生徒にはあげないのよ。だから、誰にも言わないで、お家で食べてね」と、微笑みながら私に手渡してくれた。
先生はひとことも言わなかった。
かわいそうに、とか、早く元気出して、とか、これからも頑張ってね、とか。
いただいたクッキーを母と食べながらそれに気付いた時、途端に涙が溢れた。母がしみじみ、「すごい、いい先生だね」と言った。
次の日、廊下ですれ違った時にもう一度先生にお礼を言った。
「どう?甘過ぎなかった?」と聞かれ、
「涙でしょっぱかったです。でも今までで一番優しい味でとても美味しかったって、母からもお礼を」と答えたら、先生は目を細めて私の肩をポンポン、と叩いてくれて、
「クッキーの話は、ずーっと、あなたと私の、内緒ね」と。おっしゃったのでした。
翌年度、先生は学校を辞めてイギリスに行ってしまった…
先生、今どこにいらっしゃるんでしょう。内緒ね、って言われたのに書いてしまいました。夢の中ででもかまいませんから、このアホな教え子を、どうぞ叱りに来てください。
by sien 2015/09/09 19:12:39 from mobile
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小学5、6年の時の担任がとんでもない問題教師だった。今思い出しても先生とは呼びたくない。
理科の授業で子供に塩酸や水酸化ナトリウムを舐めさせたり
教科書を読みながら教室内を歩いて子供らの頭を代わる代わる叩いて行ったり
「おまえはこの先、どうせやればやるほどダメになる」など、子供が一生苦しむようなバカな呪いをかけて愉快そうに笑ったり
今だったら完全にアウトな教師だった。
唯一、私にとって、今思えば利点になったのは、図工で絵を描く時に「漫画的な絵は全部ボツにされた」こと。
小学生のレベルではあったけど、自分の力で物を見、描くことを覚えた。気付いたことが沢山あった。
技術的にはすべてとっくの昔に既出のものであったとしても、自力でそこまで辿り着いた喜びは大きく、しかも次々と自由に応用できる。
あのバカ先公もかつては熱血で教育に燃えた時期もあったのかもしれない。その片鱗を確かに掴み、千切り取ったのは、…ま、私の優秀なところじゃのお!!と、嫌な思い出は自分の勝ち戦として都合よく変換して笑っていようと思う。
by sien 2015/09/09 12:39:11 from mobile
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ポリアンナ症候群とは、行き過ぎたポジティブ思考のこと。
車のガソリンの赤ランプが点いても「まだガソリンあるから大丈夫♪」と走り続ける、という例が載っていた。
うちの夫がまんまコレである。バっカタレー!と私が言わずに誰が彼に言えようか。(いや、みんな言えるw)
私はガソリンメーターが半分切ったら給油、と思う。ほんで実際は3分の1残しのあたりに給油になる。
だから赤ランプなんて点かない。
欲しいものを買うにも、夫は給料がいくらでいつが給料日かを考えない場合が多いので、私が買う時期を決める。
金が無いのは、首が無いのと同じだ。
だからとやたら貯め込むのもストレス溜まるしどうせ保険屋の話より多額を貯めようなどと思えばキリがないが、自分だけでも「金のかからない趣味をもつ」という意識の切り替えだけで家計はかなり楽になる。
「現実」は私が見ている。が、夫にはほのめかす程度。ふたりとも現実ばかり見てたら暗くなるので、夫には少しは夢を見させてやりたい。
「それが欲しいか。はははは。…また、今度な〜」と、私は今日も笑うのダ。
夫は「えー、今、買ってー」と、ゾンビ体操。(俺の稼ぎだ!!とキレないところは偉い。)
いいんだってよ、それ。身体にいいんだってよ〜!続けなさい、続けなさい。ははははは。
by sien 2015/09/08 14:45:37 from mobile
先ほどの「ポリアンナ症候群」、実は夫だけでなく、息子も娘も、である。神さま助けてください。
とにかく、嫌なことや面倒なことを後回しにする。
勉強しないからテストの点数が悪く、泣く。
泣くくらいなら勉強しろ、と言われてもまたすぐ後回しにする。バカなんか?まぁ、親が私だから過剰な期待はしてないけど。
私は嫌なこと面倒なことは先に済ませてあとゆっくりするタイプ。そのままを見せつつ育てたのに、ポリアンナ症候群の血とはそこまで濃いものか。
息子はいくぶんマシなのだが、娘は若さもあって、大目に見てもらったりチヤホヤされたりでそれに甘えっぱなしで、一向に直らない。
あと数年、25過ぎたら世間は冷たいんだぞ、娘よ。40過ぎたらもはや味方を探すのに骨折れるくらいだ。(笑)
文学少女なわりには、なーんも学んでいない。
太宰治ばっか読んでないで、筒井康隆でも読めばもう少しシッカリするんじゃなかろうか。
本棚の本、私のと入れ替えたろか。
by sien 2015/09/08 19:44:38 from mobile
娘の場合、特徴的なのは
「○○ちゃんがいるから私はまだ大丈夫〜♪」と、自分よりデキナイ友達を引き合いに出して考えるところ。
ほんで、○○ちゃんがうっり娘よりガツンといい成績取ってしまったりすると、
「私には友だちがいないんだぁ〜…orz」、となる。
いや、そうじゃなくて、奮起しろよ。私も頑張る!!、って、なれよ。
息子も、近いものがある。
「できない!!」。いや、宣言してないでできるようになれよ、頑張れよ。
すると、すぐ現実逃避してゲームしながらゲラゲラ。
そしてふと、現実に戻り「俺には無理だぁーどうしよう!!」…このガキ、ハッ倒したろかー
なんっかもう、こっちの頭がオカシクなりそうだお?(笑)←笑ってないとヤリキレナイ。
by sien 2015/09/08 20:25:34 from mobile
じゃあ、息子も娘もまるで使えないかというとそうではなく、
これをやれ!とガツリと命令されるとパッと立ち上がり、キリキリ動いてわりとしっかり仕事をする。まるっきりのバカではなさげで、だからこそ、よけい悔しい。
「よし!やるか!」と、自分で自分のエンジンをかけたり、自分の仕事の優先順位や、仕事に筋道を立てることなどが極端に苦手なのかもしれない。
…って、そこ、めちゃくちゃ肝心なとこやんけー!!
なんとか生き抜く術を身に付けさせねばならない。
そのためには、憎まれ役も私がやらねばならないことも出てくるだろうけど、縁あって彼らの母親になったのだから、頑張りたい。
私ができることなど、たかがしれているだろうけど。
by sien 2015/09/08 20:40:26 from mobile